生成AIツールの進化により、AIを活用してイラストを生成する人が増えています。そこで今回は、自分のAIイラストを活用して収益を上げる方法と、それに適したサービスをご紹介します。
AIイラストで稼ぐ5つの方法
AIイラストを活用して収益化するための方法を、ハードルの低さと稼ぎやすさに応じて、5つの手段としてご紹介します。
- 支援サイトで限定コンテンツを販売する
- AIプロンプトの販売で収入を得る
- グッズ販売でAIイラストを活用する
- NFTマーケットでAIアートを販売する
- ストックイラストサイトで素材を販売する
支援サイトで限定コンテンツを販売する
支援サイトを活用して限定コンテンツを販売するのは、比較的ハードルが低く、収益化しやすい方法です。まず、自分の作品を投稿してファンを増やし、その後、有料のコンテンツを提供することで収益を得ることができます。
支援サイトの収益化ポイント
月額メンバーシップの活用
支援サイトでは、主に月額のメンバーシップを通じて収益を得ることができ、安定した収入を期待できます。定期的にコンテンツを提供することで、ファンとの関係を強化し、継続的な収益源となります。
高収益の可能性
特定のジャンルやニッチな分野で支持を集めることができれば、月に数十万円の収益を継続的に得ることも可能です。
おすすめの支援サイト
PromptCom(プロンプトコム)
PromptCom(プロンプトコム)はAIイラスト投稿・クリエーター支援サービスです。AIイラストの他にもプロンプトや漫画作品など作品形式も様々です。また、単体販売、メンバーシップ、投げ銭と収益化方法も豊富です。
Perftile Art
Perftile ArtはAIイラストや漫画作品に特化したAIイラスト投稿・クリエーター支援サービスです。メンバーシップや投げ銭にも対応しており、収益化が可能です。
AIプロンプトの販売で収入を得る
AIイラストの生成には、そのプロンプトが重要な役割を果たします。実際、プロンプト自体に高い需要があり、イラストそのものよりもプロンプトの方が価値がある場合もあります。中には、数万円で売買されるプロンプトも存在します。
プロンプト販売のメリット
高収益の可能性
効果的なプロンプトは高額で取引されることがあり、収入源として非常に有望です。
知識と技術の共有
自分が発見した効果的なプロンプトを他のクリエイターと共有することで、コミュニティ全体のスキル向上にも貢献できます。
課題とリスク
競争の増加
プロンプトを販売すると、そのノウハウが他者にも共有され、自分と同じようなAIイラストを他のクリエイターが生成できるようになるリスクがあります。
独自性の喪失
特に、他の人には真似できない独自のスタイルを持つクリエイターにとっては、その独自性を失うリスクがあるため、プロンプトの販売は慎重に検討する必要があります。
おすすめのプロンプト販売サイト
PromptCom(プロンプトコム)
PromptCom(プロンプトコム)はAIイラスト投稿・クリエーター支援サービスですが、有料コンテンツの販売が可能でプロンプトの販売も可能となっております。500〜10,000円ほどするプロンプトの売買も報告も上がっているようです。
グッズ販売でAIイラストを活用する
SNSでの知名度やファンがすでにある方におすすめの方法が、AIイラストを活用したグッズ販売です。スマホケースやTシャツなどにAIイラストをプリントして販売することで、収益を得ることが可能です。
グッズ販売のメリット
簡単なスタートアップ
今では、イラストを1枚アップロードするだけで、簡単にグッズ化してくれるサービスが多数存在します。そのため、初めての方でも手軽に始められます。
ファンとのエンゲージメント強化
オリジナルのグッズは、ファンにとって特別なアイテムとなり、クリエイターとのつながりをさらに強化します。
課題とポイント
需要の見極め
グッズ販売を成功させるには、どのアイテムがファンに喜ばれるか、需要をしっかりと見極めることが重要です。
適切な価格設定
原価やサービス手数料を考慮した適切な価格設定を行うことで、利益を確保しながらもファンにとって手の届きやすい価格にすることが求められます。
おすすめのグッズ販売サイト
SUZURI
SUZURIでは、イラストをアップロードし、サイト内で配置を調整するだけで、スマホケースやTシャツなどのグッズを簡単に作成し販売できます。
Up-T
Up-Tも、サイト内でデザインを簡単に作成できるグッズ販売サイトです。特に、豊富な衣服の種類が特徴です。
ストックイラストサイトで素材販売
最近では、AIで生成したイラストもストックイラストサイトで販売することが可能になりました。単価は比較的低いものの、手軽に始められるマネタイズ方法として人気です。大きな売上は期待しづらいですが、気軽なお小遣い稼ぎを目指す方には最適な選択肢です。
ストックイラスト販売のメリット
手軽に始められる
ストックサイトに登録し、作品をアップロードするだけで販売を開始できるため、初めての方でも簡単に取り組めます。
継続的な収入の可能性
一度アップロードしたイラストが繰り返し購入されることで、長期的な収入を得ることができます。
課題とポイント
低単価の現実
ストックイラストは一般的に単価が低いため、数をこなすことで売上を増やす必要があります。質と量を両立させることが重要です。
競争の激しさ
多くのクリエイターが参加しているため、独自性のあるイラストを提供し、他の作品と差別化することが成功の鍵となります。
おすすめのストックイラストサイト
PIXTA
PIXTAは国内企業が運営するストックイラスト投稿サイトで、AI生成素材の販売も可能です。日本語のドキュメントやサポートが充実しており、安心して利用できます。
AdobeStock
作品登録時の審査が厳しいとの評価がありますが、多くのユーザーが利用しており、高い収益が期待できるストックイラストサイトです。
NFTマーケットでAIアートを販売する
NFT(非代替性トークン)を活用したAIアートの販売は、仮想通貨の購入が必要で難易度は高いものの、成功すれば高額な収益を得る可能性があります。AIイラストが数十万円で取引される事例も存在します。しかし、無名のアーティストがNFT市場で収益を上げるのは容易ではなく、SNSを通じて知名度やファンを増やしてから参入するのが効果的です。
NFT販売のメリットと課題
高収益の可能性
成功すれば、AIイラストが高額で取引されることがあります。特にユニークで魅力的な作品は注目を集めやすく、高値での売買が期待できます。
参入の難易度
仮想通貨の購入やNFTマーケットプレイスの利用方法を理解する必要があり、初めての方にはハードルが高いです。また、知名度の低いアーティストが目立つのは難しいため、事前のプロモーションが重要です。
クリエーターファーストのロイヤリティ機能
NFT販売の大きな魅力の一つが、二次流通での売却益の一部をアーティストにロイヤリティとして還元する仕組みです。これにより、作品が転売されるたびに継続的な収入を得ることが可能です。しかし、一部のNFTトレーダーはロイヤリティの支払いを避ける傾向があり、現在ではロイヤリティ支払い義務のないマーケットプレイスも増加しています。
成功するためのポイント
ブランド構築とプロモーション
SNSやコミュニティを活用して、自身の作品やブランドを広めることが重要です。フォロワーを増やし、ファンベースを築くことで、NFT販売時に高い注目を集めやすくなります。
高品質な作品制作
独自性があり、視覚的に魅力的なAIイラストを制作することで、競争の激しいNFT市場で差別化を図ります。
適切なマーケットプレイスの選択
各マーケットプレイスの特性や手数料、ロイヤリティ設定を理解し、自分に最適なプラットフォームを選びましょう
継続的な作品の提供
定期的に新作をリリースし、コレクターやファンの関心を維持することで、長期的な収益を確保します。
おすすめのNFT販売サイト
OpenSea
OpenSeaは、世界最大級の規模を誇るNFTマーケットプレイスです。イーサリアム、ポリゴン、ソラナ(Solana)など複数のブロックチェーンに対応しています。NFTの二次流通での売却益の一部をロイヤリティとしてアーティストに還元する機能を2023年9月に任意性にしました。
Blur
Blurは、アメリカ・サンフランシスコに拠点を置く、世界最大の取引量を誇るNFTマーケットプレイスです(2023年7月時点)。イーサリアムにのみ対応していますが、取引手数料が無料で、売却益の一部をロイヤリティとしてアーティストに還元する必要がないため、プロのトレーダーに特に適したマーケットプレイスとして急速に成長しています。
Adam
Adamは、GMOグループが運営するNFTマーケットプレイスで、日本の芸能人が多くの作品を出品していることが特徴です。対応しているブロックチェーンはイーサリアムのみですが、暗号資産以外にもクレジットカード、楽天ペイ、銀行振込などの決済手段に対応しており、暗号資産を持たないユーザーでも購入しやすいという点が特徴です。